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テニスの素振りのポイント

(1) 素振りは、自分のフォームを確認しながら行いましょう
(2) 打点が低くならないように注意しましょう
(3) ラケットにダンボールを張って素振りしましょう
(4) テイクバックが大きくならないように注意しましょう
(5) イメージトレーニングに役立つ

(1) 素振りは、自分のフォームを確認しながら行うのがコツ

鏡を見ながら、ラケットを振りましょう。
鏡がない人や、家が狭くて鏡を見ながらではラケットを振れない場合は、窓に写る自分の姿を見ながらスイングしましょう。
また、角度を変えて素振りしましょう。
正面から自分のフォームを見る場合と、ななめから自分のフォームを見る場合とでは、違った印象を受けるはずです。

<フォアハンドストロークでのチェックポイント>
・テイクバックした状態で打点に移動しているか
・テイクバックでラケット面を伏せているか
・かかとから踏み込んでいるか
・左手をうまく使えているか
・インパクトでラケット面が地面に垂直か
・打点は近すぎないか、遠すぎないか
・腰の回転を使ったフォームでスウィングできているか
・クローズスタンスでは、前後の体重移動を使ったスウィングができているか
・オープンスタンスでは、右足の太ももにひねりを感じるように踏み込めているか

(2) 打点が低くならないように注意する

素振りでは最も力の入りやすいフォームで、きれいなフォームを追求します。
そのため、腰の高さで打てるよう素振りをしていますので、実践でも、チャンスボールや山なりのボールに対して、いつも腰の高さで打ってしまうクセがつく危険があります。
素振り練習では、高い打点の素振りや低い打点の素振りを取り入れてなど様々なボールを想定した素振りをしましょう。

(3) ラケットにダンボールを張って素振りをすると、スイングスピードが増す

素振りのコツとして、どんなラケットを使って素振りをしているかは非常に重要なポイントになります。
結論から言うと、ラケットにダンボールを貼って素振りをしましょう。
スウィングスピードを上げる訓練に適しています。
フォアハンドストロークのスウィングのポイントは、フォロースルーでより強い空気抵抗を感じるようにスウィングすることです。
テイクバックでは、ラケット面を伏せましょう。
インパクトでは、ラケット面が垂直になるようにしましょう。
スウィング中に風の抵抗を感じることができ、ボールを打っているような感覚に似た感覚を感じることができます。
スウィングスピードが速いほど、より強い風を感じることができます。

(4) テイクバックが大きくならないように注意しよう

思い切って強打するときのスウィングを素振りしましょう。
そして、鏡などで自分の姿をチェックしましょう。
自分が思っているより大きなテイクバックをしているはずです。
テイクバックは自分が思っている以上に大きい場合がほとんどです。
テイクバックの大きくすることでボールにスピードを与えようとするようなスイングをしていると、上達しません。
レベルの高い人たちの打ち合いに対抗することができません。
テイクバックが大きいと、速いテンポの打ち合いについていけないからです。
テイクバックをコンパクトにして、下半身の力をメインに使ったスイングを身につけましょう。

(5) イメージトレーニングに役立つ

素振りをしながら試合中の風景を思い浮かべましょう。
対戦相手を想定した素振りは効果的です。
試合で緊張して自分のプレーができない人は、特に、このようなやり方の素振りが効果的です。

 

<関連記事>

・素振りやってますか? 〜 意外と知られていない素振りの効果について 〜

・テニス上達のコツ 片足で素振りしてみよう

・素振りはテニスの上達になりますか?

球出し練習とラリー

球出し練習はうまく打てるのに、ラリーになるとできない。そんな悩みはありませんか?そんな人にアドバイスです。まず球出しが打てるということは技術的には問題ないということです。自分のテニスに自信を持ちましょう。

<考え方>
球出しですごくいいボールがいっているので、生きたボールの打ち合いでも、同じように打てると思っていはいませんか?球出しで、どこにボールが飛んでくるか指定した上での練習と、相手の球がどこに飛んでくるのかわからないラリーでは、全く難易度が変わります。
球出し練習で打つボールは、低い弾道のボールではありませんか?低く回転のかかっていないボールは、コートに入る確率が低く、繊細なショットです。ネット近くで高くバウンドするチャンスボールなら、あなたは、球出し練習のように、問題なく打ち込むことができるでしょう。

<改善点>
(1)トップスピン
トップスピンをかけて、ネットの高いところを通しても、相手コートに入るようにしましょう。足を止めずに動かし続けましょう。ボールを前に飛ばそうとする意識が強すぎるため、体重が最初から前に乗っかってしまい、体重移動が使えず、タメを作れていないことが多くなります。体重移動をしっかりと使いましょう。

(2)インパクトの形
自分のラケット面が、最初からテイクバックから上を向いていませんか?テイクバックでラケット面を伏せている形ができていれば、手首とラケットに角度がついているはずです。その角度を維持したままインパクトでラケットを前に出せば、打点は前になるはずです。インパクトが後ろになり、手首の形が変わっていませんか?また、テイクバックでの手首とラケットの形を変えずにインパクトできているかチェックしましょう。

硬式テニスと軟式テニスの違い

硬式テニスと軟式テニスは、バレーボールとバスケットボールくらい異なります。

<硬式テニスと軟式テニスのボール>
硬式テニスのテニスボールは非常に硬くて重く、軟式テニスのテニスボールは非常に柔らかくて軽いです。

<硬式テニスと軟式テニスのフォーム>
・軟式テニスは、常にボールをつぶして打ちますので、ラケットを振り切る力強いフォームになりますい。
・硬式テニスは、当てるだけで充分ボールが飛びますので、レベルが低いうちは、当てるだけのコンパクトなスウィングになりやすいです。

<硬式テニスと軟式テニスのショット軌道>
硬式テニスと軟式テニスでは、球筋が異なります。
・硬式テニスは、ネットの高いところを通した、山なりの軌道を描くことが多い。学生レベルでは、ネットの1mくらい上を通し、ネットミスの少ないショットの打ち合いが多いです。
・軟式テニスでは、ボールの軌道は低く直線的なショットの打ち合いになることが多い。

<硬式テニスと軟式テニスのテクニック>
・硬式テニスは、回転とスピードを両立したショットを打つことができ、回転量に比例してボールが変化します。また、相手のショットのスピードや回転量に比例してボールの重みが増します。硬式テニスでは、力加減が非常に重要になり、繊細なタッチ・フィーリングも重要になります。
・軟式テニスのボールは軽いままで、ショットに回転とスピードを両立させようとすると、コントロールできなくなります。回転をあまりかけないフラット系ショットで、どれだけスウィングスピードを追求できるかっがポイントです。

テニス初心者が劇的に上達するタイミング

テニス初心者は、体重が前に乗っていないときでないと、うまく打てません。テニス初心者が、たくさん練習して、ある程度ミスなく、ボールを打ち返し続けらるようになってきたら、そろそろ次の段階に行きましょう。それは、ジャンプしながら打つフォームを習得するということです。
「ジャンプして打てるようになったとき」テニス初心者は、劇的に上達します。真上に飛んで打つわけではありません。5mmくらい跳ねながら空中でショットを打つということです。右足で地面を蹴るとともに、左足でバランスを取り、少しだけ身体を浮かせて、上半身の回転で打つ。前に飛びながら打つのではなく、ジャンプしている最中に打つということです。ジャンプして自分が1番高いところにいるときに打ちましょう。ジャンプしながら身体(上半身)を回転しながら打つ、には右足の蹴り上げを使ったフォームが必要です。空中で右足を後ろに蹴るイメージに近いです。
ジャンプして打つフォームを覚えると、体重が後ろに乗っていても、左右に振られても、威力のあるボールを返すことができるようになります(左右に振られた場合はランニングショットでの返球になります)。ジャンプしながら瞬時に打点を微調整するため、リターンにも強くなります。

ミスヒットの原因

<テニス愛好家のミスの原因>
ミスしたけど、なぜミスしたのかわからない。そんなことはありませんか?ラケットをうまくスウィングできたはずなのに、なぜかボールが飛ばなかった、または飛びすぎた、と。ミスヒットの原因は、多くはインパクトにあります。インパクトにおけるラケットの手首の角度と、手首の使い方にあります。
(1)ラケットと手首には角度が必要です。
ボレーでは90度、ストロークでも手首に角度が必要です。手首を伸ばして打ってしまっては、ラケットヘッドがぶれやすくなり、安定感が損なわれます。トッププロがラケットヘッドを立てて構えるのも手首の角度が重要だからです。

(2)手首の使い方も重要です。
基本手首は使ってはいけません。ボレーは100%手首を使ってはいけません。ストロークでも極力手首は使わないようにしましょう。手首を使わずに、ラケットと手首の角度をキープしたままスウィングしましょう。ミスヒットがほとんどなくなります。どんなときでもラケットヘッドを立ててテイクバックしましょう。

テニス初心者のオープンスタンス練習方法

オープンスタンスで打てるようになると、速く離れたボールも力強いボールで打つことができるようになります。腰の入ったオープンスタンスを打てるようになることが初級レベルの人の課題です。腰の使い方をマスターできれば、遠く離れたボールに対しても、威力のあるボールを打ち返すことができます。下半身のパワーを充分に使うことができるからです。オープンスタンスは、上手に下半身を使って打つことが大事です。ガニ股になるような形を作りますので、女性は最初慣れないかもしれません。相撲の四股を踏むような形に似ています。上半身のひねり、体幹、運動連鎖を駆使したフォームを身につける必要があります。両足で立ち幅跳びをするように腰を落とした、腰が入らないフォームは、威力を出せません。膝を曲げるが上体は立てる、空気椅子の形が理想です。

<テイクバックはコンパクトに>
フォアハンドストロークは、クローズスタンスでもオープンスタンスでも、身体の回転動作で打ちます。そのため、テイクバックはコンパクトにする必要があります。テイクバックが大きいと、身体の回転動作を効率よく使うことができません。雑誌でのアドバイスでテイクバックをコンパクトにするアドバイスが溢れているのは、一般の人が、身体の回転動作を充分に利用したフォームをしていないからです。身体の回転が腕よりも先行するような打ち方を意識しましょう。

<練習方法>
右足1本だけで打つ練習をしましょう。右足1本でケンケンをして、右足1本でボールまで近づき(打点を調整し)、右足1本で打ち終わりましょう。

<関連記事>
・テニス オープンスタンス 打ち方

・テニス フォアハンド オープンスタンス

・木谷コーチのテニス日記

ダブルスの戦術特集

ダブルス後衛の戦術(1)

2015年インターハイ決勝西宮対清風のダブルスでは、前衛アタックのうまい西宮が勝利した。リターンから全て前衛アタックをしていました。相手前衛はボールのスピードに反応できないので、返球できません。何度もミスヒットをし、ポイントを取られ、ブレイクされていました。テニスの進化は目覚ましいものがあります。ラケットの性能が良くなり、リターンの方が有利とさえ言えます。この例にみられるように、前衛アタックは効果的です。ネット近くに立っている標的に向けて、ボールを打ち込むだけで良い。サービスボックス内に入ってきた甘いセカンドサーブは常に前衛アタックをするようにしましょう。

前衛アタック(1−1)

前衛アタックがうまくなれば、ダブルスのラリー戦を支配することができるようになります。
後衛が甘いボールを強打するときに狙うコースは3箇所あります。
(1)アレー(相手前衛の横を通り抜けていく)
(2)センターベルト付近
(3)ショートクロス
まずは、ショートクロスへの強打から使いましょう(3)。対戦相手の後衛は、あなたのショートクロスへの強打を警戒するようになります。それから、アレーへの強打(2)を使いましょう。相手前衛にスキがあれば、エースになります。最後にセンターベルト付近への強打(2)を使いましょう。相手後衛はクロスへの強打を警戒しており、相手前衛はアレーへの強打を警戒しているため、センターベルト付近への強打への反応が一瞬遅れます。そのため、コートのど真ん中は、空いています。
そのあとは、(1〜3)を組み合わせてラリー主導権を握りましょう。高い打点で強打できる技術はもちろん、相手にコースを読ませないフォームの習得も必要になります。相手前衛がネットに極端に詰めている場合にはロブを使う繊細なタッチも必要です。

初心者のためのバックハンド講座

テニス初心者にとってバックハンドストロークは、テニス中級者になるための登竜門です。バックハンドストロークに悩む人は全体の8割以上にのぼります。しかしながら、バックハンドストロークを専門にした解説書のようなものはありません。

左手のフォアハンドストロークの練習

バックハンドストロークは、利き腕とは反対の手で打ちます。慣れない左手を使って打つから、感覚を掴みにくい(右利きの場合)。また、両手打ちバックハンドストロークの場合リーチが短いです。打点の範囲が狭くなるため、窮屈なスウィングになりがちで、振り切ることができず、当てるだけのスウィングになりやすい。ボールの動きに合わせた、弱々しいスウィングになりがちです。バックハンドストロークの最も重要なポイントは、右手は添えるだけということです。左手をメインに使うバックハンドなので、左手のフォアハンドストロークの練習をするのは効果的です。左手1本でフォアハンドストロークの練習をするのは当たり前と言えるでしょう。

身体の回転を先行させる

両手打ちバックハンドストロークでは、腰を入れてテイクバックし、インパクトにむけて腰を前方に出し、しっかりと身体を回転させてスウィングしましょう。インパクトで腰が折れ曲がってしまっていたり、腰が入らず腕が伸びきり、ボールに体重を乗せられない人は多いです。腰と上半身の回転が先行し、腕が遅れて出てくる形のスウィングをしましょう。インパクトの位置は腰の前あたりです。右足を中心に勢いよく身体を回転させることが重要になります。インパクトでは顔をインパクトのボールに向けたまま顔を残しましょう。バックハンドストロークでは、フォアハンドストロークよりも横を向く度合いが強いのですが、しばしば顔を正面に向けた状態で打ってしまう人が多いです。テイクバックでは右肩越しにボールを睨むようにしましょう。

テニスラケット相性と自分のタイプ

テニス初心者が選んではいけないラケットについて

テニス初心者のうちは、どのようなラケットを選べばよいかわからない場合が多い。また、ラケットを購入した場合、必ずガットを張り替えましょう。初心者のうちは安いガットで充分で、1500円前後のものでよいでしょう。

<選んでいけないラケット(1)軽すぎるラケット>

ラケットが軽すぎて、ボールに負けてしまうようなラケットを選んではいけません。
軽いラケットは、相手のボールの威力に押されて、インパクトでグリップがずれてしまうことがあります。
具体的には260g以下のラケットは使わないようにしましょう。
ラケットを選ぶときは、テニス経験者に実際に使ってもらい、確かめてもらいましょう。

<選んでいけないラケット(2)スウィトスポットが小さすぎるラケット>

スウィートスポットが狭いラケットも選ばない方がよいです。
初心者のうちはスウィートスポットを外すことが多いので、スウィートスポットが広いラケットか、スウィートスポットを外してもミスなく打てるラケットを選択するとよいでしょう。
ラケットを選ぶときは、テニス経験者に実際に使ってもらい、確かめてもらいましょう。

<選んでいけないラケット(3)重すぎるラケット>

20年以上前のラケットなど極端に古いラケットは重いのが多いです。
重すぎるラケットは腕を痛める原因になったり、初心者にとっては速いボールを打ち返すのが難しくなります。
木のラケットや昔のモデルで今は廃盤となったラケットはなるべく避けて、最新のラケットを選びましょう。

おすすめラケット
<女性>
・プリンスかヨネックス
・270g前後のラケット
・ガットは50ポンドで張り、振動止めをつけて練習しましょう。

<男性>
・ウィルソンかバボラ
・280g〜300g前後のラケットを選びましょう。
・ガットは50ポンドで張り、振動止めをつけて練習しましょう。

メーカー別相性

<ウィルソン>
・ボレー、サーブが強い人
・男性、女性OK

<ヘッド>
・ストローク・・・スピンを多くかけて打つ人
・男性

<ヨネックス>
・ストローカー向き
・女性

<プリンス>
ストローカー向き
・女性

<バボラ>
・ストローク、サーブが強い人
・男性、女性OK

安定した、絶対入るセカンドサーブの打ち方

振り切って入る回転系サーブを覚えることが、安定したセカンドサーブが打てるようになる近道です。そのためには、まずはフラットサーブを覚えましょう。

そして、安定感をあげたいなら、最初から肩にかつぐフォームを身につけましょう。女性はスライス系サーブ、男性はスピンサーブを覚えましょう。サーブを入れるための打ち方を2通りあります。
(1)はご板サーブを覚える(ただし、相手のチャンスボールになる)。
(2)こするセカンドサーブ(薄く当てる)。
もし、最短時間でサーブを入れたいのなら(1)はご板サーブを練習しましょう。将来性を重視するなら(2)こするセカンドサーブを練習しましょう。
 


<フラットサーブ>

フラットサーブの打ち方をベースに、厚い当たりのサーブの練習しましょう。サーブは人の個性が出ますが、安定したサーブを身に付けたい方は、無駄な動きを削っていきましょう。具体的には、

STEP1:ラケットを担いでから、トスを上げるようにしましょう。(最初からラケットを担いでおく)
STEP2:トスを上げると同時に膝を曲げて下半身にタメを作るようにしましょう。左手を高く上げて、ネット方向に倒れながら、身体を少し反りましょう。遠投で、斜め上にボールを投げるように身体を反らせ、上半身をねじりましょう。
STEP3:ラケットを担いだとき、右肘は90度に曲げ、インパクトの瞬間まで90度を保ちましょう。右脇は90度開いて、右肘の角度も90度です。これが、もっともスウィングがスムーズにできる角度になります。

 


POINT1:

高い打点で打てるようにしましょう。また、できるだけ前で(ネット方向に)打てるようにしましょう。初心者のうちは、トスが安定せず、打点が後ろになりがちです。また、トスが低いため、打点が低くなり、腕が縮んだままのスウィングになってしまっている人も多く見受けられます。膝や腰が折れ曲がったまま打たないようにしましょう。トスを自分の真上よりも前に上げることが重要になります。
 


POINT2:

打つ瞬間に、ラケットヘッドが自分の背中に来るようにラケットヘッドをダウンさせましょう。ラケットヘッドは自分の背中のかなり下の方に来るのが良いです。そして、ななめ前にジャンプして打つようにしましょう。わずかにジャンプしながら打った方が、身体が回転しやすく、スムーズにラケットをスウィングすることができます。トスを上げた時点では左肩が前に出ていますが、インパクトでは大きく右肩を前に出しましょう。また、肩(上半身)の回転が先行し、遅れて右腕が出てくるようにしましょう。そうすることで劇的にボールスピードが上がります。
 


POINT3:

インパクトでのラケットと手首の形も重要です。手首が伸びきってしまうことのないように、ラケットと手首には角度をつけましょう。スウィングスピードがアップします。右肘を中心にしてラケットヘッドが返り、内転をきかせて打てるようになると、かなりスピードを出すことができるようになります。
 


<スライスサーブ>
POINT1:

内転を使って打ちましょう。フラットサーブでは、ボールを真後ろから前に叩くように、打ちおろします。スライスサーブでは、身体の左側から右側にラケットを振り抜きましょう。スライス回転をかけようとして、ボールを切ろうとすると、インパクトでラケット面は左に向いてしまいますので、正面を向いたまま打つと、ボールはかなり左側に飛んでしまいます。体をいつもより45度〜60度ほど横向きにして打つのがポイントです。ボールがまっすぐ正面に飛んでいくように身体の横向き度合いを調節してください。身体を横に向ける度合いを強くしましょう。サービスラインと両足の角度は45度にしましょう。厚い当たりでボールを叩いて回転をかけましょう。
 


POINT2:

内転の動きは、うちわを仰ぐような動きに似ています。手首を使ってラケットを返すのではなく、肘から先は一体にして、ラケットを振り抜きましょう。また、テイクバックで肘が低い位置にあると、腕が低い位置で固定されやすくなり、スウィングがぎこちなくなります。