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ダブルスの戦術特集

ダブルス後衛の戦術(1)

2015年インターハイ決勝西宮対清風のダブルスでは、前衛アタックのうまい西宮が勝利した。リターンから全て前衛アタックをしていました。相手前衛はボールのスピードに反応できないので、返球できません。何度もミスヒットをし、ポイントを取られ、ブレイクされていました。テニスの進化は目覚ましいものがあります。ラケットの性能が良くなり、リターンの方が有利とさえ言えます。この例にみられるように、前衛アタックは効果的です。ネット近くに立っている標的に向けて、ボールを打ち込むだけで良い。サービスボックス内に入ってきた甘いセカンドサーブは常に前衛アタックをするようにしましょう。

前衛アタック(1−1)

前衛アタックがうまくなれば、ダブルスのラリー戦を支配することができるようになります。
後衛が甘いボールを強打するときに狙うコースは3箇所あります。
(1)アレー(相手前衛の横を通り抜けていく)
(2)センターベルト付近
(3)ショートクロス
まずは、ショートクロスへの強打から使いましょう(3)。対戦相手の後衛は、あなたのショートクロスへの強打を警戒するようになります。それから、アレーへの強打(2)を使いましょう。相手前衛にスキがあれば、エースになります。最後にセンターベルト付近への強打(2)を使いましょう。相手後衛はクロスへの強打を警戒しており、相手前衛はアレーへの強打を警戒しているため、センターベルト付近への強打への反応が一瞬遅れます。そのため、コートのど真ん中は、空いています。
そのあとは、(1〜3)を組み合わせてラリー主導権を握りましょう。高い打点で強打できる技術はもちろん、相手にコースを読ませないフォームの習得も必要になります。相手前衛がネットに極端に詰めている場合にはロブを使う繊細なタッチも必要です。