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テニス初心者の練習方法 〜テニス初心者がよくやる失敗とその対策〜

テニスがうまくなりたいけど、ラリーが続かない。
昔テニスをやったことがあるけど、下手で自信がない。
どんな打ち方がいいのかわからない。
いくらテニスの練習をしてもうまくならない。

人間の脳は、テニスのスイングを学習する「イメージトレーニング」という素晴らしい機能を有しています。みなさまの能力「イメージトレーニング」を促進していただけるように動画・画像を見ながら読んでください。イメージを大切にしながら、その技術のエッセンスを理解し、コートで実際にそれを実践してみてください。初心者のうちはテニスコーチに個人レッスンを受けてもらうのが良いでしょう。

まずはミニラリーでコントロールを高めましょう

テニス初心者が上達するためには、まずミニラリーから始めましょう。ミニラリーはコントロールを身につけるのに最も適した練習方法です。できれば、自分よりも上手な人に相手になってもらい、何度もショートラリーを続けられるように練習しましょう。

初心者のうちは、ボールを遠くに飛ばしたり、力いっぱいボールを打ってしまいがちです。したがって、いきなりコートの後方に立って打ち合い(ロングラリー)を始めても、お互いボールコントロールができないため、ラリーが続きません。無理に力を入れたり、当てるだけのスイングになったりして、悪いクセがついてしまいます。
初心者のうちは、自分からミスをせずにボールを打ち続けられるようになるのが先決です。
ボールのスピードが遅くなっても、コートの隅を狙うコントロールがなくても、気にせず、まずはミニラリーで相手に確実に返球する練習から始めましょう。

 

<ミニラリーの注意点>

ミニラリーで気をつけることは、
①正しいグリップでフォアハンドストローク
②ラケットの真ん中でボールを捉えることができるようになること、
③いつも腰の高さでボールを打つこと、
④ボールをコントロールしているという感覚をつかみながら打つこと
が重要です。

 

①グリップ

テニス記事1

安定したショットを身につけるには、セミウエスタングリップを覚えましょう。
グリップはその人のテニスを決めてしまうほど重要な要素です。
初心者のうちはどんな握り方をしていいかわからなず、イースタングリップで打ってしまいがちです。しかし、イースタングリップは、インパクトでラケット面が上を向きやすく、自然にスライス回転がかかってしまい、ラケットを振り切ってしまうとアウトしやすくなります。しっかり振り切ってトップスピンをかけて打つフォームを身につけるためにはセミウエスタングリップを覚えましょう。

テイクバック1

テイクバック2

正しいグリップを覚えたら次はラケットの引き方です。ラケットを引いた時に、ラケット面が上を向かないようにしましょう(上記写真)。ラケット面が上を向いた状態で構えるクセがついてしまうと、ラケットをかぶせるようなスイングになってしまいやすくなります。その結果、ボールがアウトしやすくなり、アウトを防ごうとするため、ラケットを振り切れなくなり、当てるだけのスイングになりやすくなります。

また、ラケットを引いたときに、ラケットをかなり高いポジションにセットしましょう。上半身は横を向けて、体をひねりましょう。構えの状態から自然に身体を90度ターンしながらテイクバックすると、このような状態になることがわかります。

ラケットを最後まで振り切るためには、正しいスイングを身につけましょう。

 

③いつも腰の高さでボールを打つこと

初心者がよくやる失敗に、打点の位置がばらばらになってしまうことがあります。テニス経験者でも打点が乱れる人は多く、特にテニス初中級者にとっては伸び悩む原因になっています。少しでもテニスのレベルを上げたい人は、こちらのフォーム改善方法を実践すると良いでしょう。
膝の高さで打ったり、肩の高さで打ったり、打点が後ろになったり、ボールが体から遠すぎたり。初心者のうちは、打点は腰の高さで左足の前で、とらえるようにしましょう。いつも、同じ打点で打ち、いつも同じくらいの力加減で打つことによって、ボールを安定して返球することができるようになります。
まずは、ミニラリーで10回往復できるようになりましょう。

<ボールに回転をかける>
ボールがサービスコートに収まらない
加減しようとすると当てるだけになる
回転が上手くかからない

タッチ感
ヘッドダウン
スイングを振り上げる方向う急角度にする(ほぼ縦振り)

ボールの回転を意識してコントロール力を高める最適な練習方法が、このショートラリー­練習になります。
試合で緊張して打てなくなる・・・という人は、ぜひこの機会に手軽に­できて学ぶことが多いショートラリーをマスターしてください!ショートラリーは初心者、上級者に関わらず、よく取り入れられる練習方法です。この練習の目的のひとつは、ボールコントロール力を高めることです。このとき、ボールにしっかりと回転をかけることが大切です。ボールの上をこすりあげたり、下を切ったりしながら、トップスピンやスライス回転をか­けてみましょう。

ポイントは、ラケットは最後まで振り切ること。
ラケットを途中で止めてボールに当てるだけでは回転もかかりません。結局、腕を振る強­さでボールをコントロールすることになり、それではあまり意味がありません。(普段か­ら腕を振る強さだけでボールをコントロールしていると、緊張すると打てなくなってしま­います。)
しっかりラケットを振り切りながらも、相手コートのサービスライン内側へボールを収め­ることができれば、あなたのコントロール力は数段アップします。
練習前にミニラリーをちゃんとしてますか?
上級者にとっては当たり前にやるウォームアップなんだけど・・・
よくコートで見かけるのは、コートに入っていきなりロングラリーしたり
サーブをいきなり全力で打ったり、みたいな人を意外と多くみかけます。
だめです!ミニラリーやらないと!
けっこううまい人でも、ミニラリーがうまく出来ない人が多々います。
だいたいうまくない人はボールの弾道が低くてネットかけたり、
ミニラリーなのにボールが飛びすぎてミニラリーにならなかったり・・・

ミニラリーは、なぜいいのか?

ミニラリーはその日の自分とラケットとボールとの感覚を調整します。
F1のエンジンやタイヤなどのメカニックなこととドライバーとコースとの
相性がいいように調整するチューニングの第一段階です。

ドライバーは自分、コースはテニスコート、F1マシンはラケットみたいな感じです。

自分が思っているミニラリーは、ネットをはさんでサービスライン上にお互いが
立ち、そこからあまり動かないでもスローにラリーを続けることです。
基本はゆっくり軽い順回転またはフラットでネットよりも1mは高い山なりな
弾道でします。サービスライン上にお互いが立っているので更に内側でバウンド
するような弾道です。それがまあまあ入ってきたらトップスピンプレイヤーなら
たくさんのスピンをかけてもいいと思います。ただその場合もスローに山なりに
です。

ミニラリーがうまく出来ない人の原因は「ゆっくり山なり」が技術的に出来ない
からだと思います。

「ゆっくり」とは落ち着いてテイクバックをはやくスローにすることと、テイクバック後の振り出しもスローにすることです。(ここでいう「はやくスローに」とは、はやい段階でテイクバックをしはじめてラケットを引くスピードはスローにということす。)
このとき振り出しもスローなのでちょっとぐらいはやいテイクバックでも振り遅れます。かなりはやいテイクバックです。テイクバックをボールがくるギリギリで行うとクイックな速い動きになりそのあとの振り出しも同じくクイックに速くなるのでボールは飛び過ぎてコントロール出来なくなります。(ここでいう「速い」はスイングのスピードです。)ボールはスローに来るからとテイクバックを始めるのが遅いとダメです。

「やまなり」は、ラケットを下から上に向かってスイングすることです。
ラケットヘッド(グリップの逆側、ラケットの先端)が、きちんと下がってないとボールのしたにラケット面が入りません。自分が定義する位置からネットの1m上を通る弾道の球を打つとしたらラケットを振っている角度は45度よりも急かもしれません。
どうしてもまっすぐにしかボールが飛ばない人は垂直方向に打ち上げる感覚でちょうどいいかもしれません。
ちなみに「ラケットヘッドが下がる」とはグリップ部分よりラケットヘッドが明らかに下に位置することです。グリップ部分よりラケットヘッド部分が40cmは下にあるといいと思います。

この「ゆっくり山なり」の感覚が出来ると落ち着いてミスしない安定感ある球を打てる様になると思います。
自分はミニラリーではもの凄くスローに出来るだけ力を抜いて適当な感じでボールの距離感を感じることにしてます。適当すぎてたまに練習相手に「真面目にやってください。」と怒られたりもしますが・・・・オレ流です。

ちなみにこのミニラリーが出来ればショートアングルはもう出来てます。
ショートアングルが打てない人はミニラリーの弾道を打つつもりでやってみてください。

ミニラリーが得意になれば必ずワンランク上に行けます。
もっと重要視してください。

 

ロングラリー

ミニラリーで10回往復できるようになるまで練習しましょう。
そのあと、徐々に距離を伸ばしていきましょう。
最終的には、ベースラインで打ち合いをしましょう。

ボールよりも下からラケットを出し、上に振り抜くことによって、ボールはネットを越して、相手コートに落ちます。

<初心者がアウトする原因と対策>

①手首を使ったスイング、
②インパクトでラケット面が上を向いてしまっている

①手首を使ったスイング

初心者のうちは、手首を使って打ったり、振り遅れて急いでラケットを振ったため、結果的に、かなりのスイングスピードが出て、アウトしてしまうケースが多いです。間違ったフォームでボールを強く打ちすぎているのでミスが多くなります。バドミントンのように手首を使って打つのではなく、手首の形を変えずに最後まで振り切るのが正しいスイングです。振り遅れないように、相手のボールが向かってきたら、すぐさまラケットを引き、余裕を持ってスイングできるようにしましょう。

対策:加減を覚える

かなりのアウトボールを打ってしまう人は、ボールは全力で叩くものと思っている人が多いです。プロ選手はもの凄いスピードのボールを打ちますが、試合中のボールはあれでもスピードを落としているのです。プロ選手が全力でボールを飛ばそうとすれば、もっとスピードが出ます。全ての選手は試合ではボールにスピンをかけて、スピードもセーブしてボールをコントロールしているのです。プロ選手といえども、全力でボールを叩いてスピードを出せばミスが増え、試合では使えません。プロ選手は、確率を重視したテニスをするため、スピードの加減をしていると思って下さい。あなたもコート内にボールをコントロールしたければ、加減を覚えることをお勧めします。どちらを選ぶかはあなた次第なので、自分に合ったやり方でトライして下さい。

②インパクトでのラケット面の向き

インパクトでラケット面が上を向いてしまっていると、ボールを高く上げすぎてしまい、アウトします。インパクトでラケット面が上を向いている人は、スライスがかかってしまいます。ボールがホップするので、ラケットを振り切るとアウトしてしまいます。
インパクトでは、ラケット面は地面に垂直です。テイクバックで伏せていた面が、インパクトで垂直を向きます。フォロースルーでななめ上に振り上げることによって、ボールはななめ上に飛んでいきます。

最終的には、ベースラインで打ち合いをし、5回往復できるようになりましょう。初心者のうちは、フォアハンドだけを練習しましょう。フォアハンドが上達すれば、バックハンドやボレーなどその他のショットが早く上達します。まず1つのショットを極めることが大事です。自分のバック側にボールが飛んできても、できるだけフォアハンドで回り込んで打つようにしましょう。

対策:トップスピンを覚える

ラケットは思い切り振らなければ気が済まない。加減すると逆にコントロールできない、というあなたに向いています。トップスピンとは、順回転で飛んで行くボールのことです。ボールに対し、ラケットを下から上に振り上げていき、ボールを擦りあげるように打ちます。すると順回転がかかった状態でボールが飛んで行き、順回転のかかったボールは、頂点を越えた後に急激に落ちようとします。これがトップスピンの最大のメリットです。テニスにおいての障害物であるネットを越えた後にボールが落ちるのですから、かなり安全性の高いボールということになります。現代テニスは、もはやトップスピン無しでは語れないほどプロ選手からジュニアまで浸透している打ち方です。テレビで見ると分かりづらいですが、全てのプロ選手はストロークを打つ時に、なんらかの回転をかけています。テレビは主にコートを上から映しているので、ボールの落ち具合は分かりにくいですが、フォアハンドストロークを無回転で打つ選手はいません。

ホームランを連発するということは、あなたのボールには恐らくトップスピンがかかっていないと思われます。トップスピンがしっかりかかっていれば、そんなに大きなアウトになることはありません。打ち方のコツですが、トップスピンを打つには、ボールより下からラケットヘッドをスタートさせること。そして、ボールにラケットをかぶせるようなイメージでラケットヘッドを鋭く回すことです。(※この時に腕全体やラケット全体を持ち上げないように注意です)ホームランを打つくらいしっかりとラケットを振れるなら、振り方ををマスターした時には強烈なトップスピンが打てるようになるかも知れませんね!?いかかでしょうか?スウィングを加減してボールをコート内に収めるか?トップスピンをかけて、ボールを急激に落としてコート内に収めるか?又はその両方を同時に行うか?まずはトライして、自分に合った方法で「ホームラン王」を卒業して欲しいと思います

 

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テニスの練習はショートラリーから

・ショートラリー mytennis.TV

・初心者からのテニス上達方法

テニス初心者が安定してボールを返す方法

テニスは、おもしろいスポーツで、やればやるほど興味がでて、深みにはまっていくような気がします。誰しもが中毒にかかってしまうほどの不思議さがあります。とはいえ、初心者にとってテニスは難しいものです。初心者のうちはボールが安定せず、返せないことが多いです。テニス初心者はショートラリーから練習を始めましょう。コントロールを高めることが先決です。ただ、隣のコートで打っている人たちは、あんなにうまく打てているのに、どうして私は打てないんだろう、と肩を落とされる方も多いかもしれません。そんな人たちのために、「テニス初心者が安定してボールを返すコツ」をご説明いたします。この記事を読まれた方はコツを実践しましょう。上達されたい方は、テニスの家庭教師と言えるプライベートレッスンを受けるのがおすすめです。

 

<初心者が安定してボールを返すコツ>

①いつも打ちやすい打点で打つこと(いつも腰の高さで打てるように移動する)
②ボールが落ちてきたところを打つこと
③足でボールを打つこと(止まってボールを打つ)

 

①力を入れやすい打点

初心者のうちは、自分の最も打ちやすい打点がわかりません。
ボールを数多く打つことによって、自分の最も打ちやすい打点がわかってくるようになります。最初はボールを打つこと自体に慣れるように何度も球出ししてもらい、自分が最も打ちやすい「正しい打点」を探しながら打ちましょう。一般に体の前で腰の高さのボールを打つのが一番力を入れやすいはずです。ラケットの長さだけボールとの距離をとり、ボールとの距離感をつかむことが大切です。最初のうちはボールからなるべく離れて打つつもりで軸足を決めましょう。

打つ方向に対して、かかとから踏み込むようにしましょう。正しい位置に踏み込めていないと、打点が狂ってフォームが乱れます。

また、インパクトの瞬間までボールから目を離さないことが大切です。打ち終わってすぐにボールの行方を追うのではなく、インパクトの位置に視線を残すようにしましょう。

打点がわかることで、「右足をボールの後ろに入れる」だけでフォアが打てるようになります。

グリップ

テニス記事1

<グリップと最適な打点>
グリップによって最適な打点は少し変わりますが、すべて共通しているのは、体よりは前ということです。
・イースタングリップ
一般的にイースタングリップは後ろめです。握手をするようにグリップを握ります。面と掌の向きが同一になります。
打点は個人差はありますが、踏み込んだ足の横あたりが力が入りやすいです。

・セミウエスタングリップ
セミウェスタングリップは中間くらいです。イースタングリップとウェスタングリップの中間的な握りで、現代テニスにおいて最も標準的な握り方です。打点はイースタングリップグリップの時よりも前になり、体をやや正面に開きながら打つと打ちやすいです。

・ウェスタングリップ
ウェスタングリップはかなり前です。ラケットを地面に置き、そのまま真上からグリップを握ります。スピンをかけるのに適したグリップです。打点はセミウェスタングリップの時よりもさらに前になります。

どのグリップにもすべて共通しているのは、体よりは前ということで、自分の体よりも前で打つために、体をしっかりと回すということです。体を回して打つのは、最初は抵抗があると思います。しかし、慣れれば、体の回転で打つ方が威力、安定性が段違いであがります。やっぱり、体の前で打つことで、力の入りやすい打点でボールがうてているからでしょう。しっかりと体を回し、打点を前にしましょう!!

<最適な打点の見つけ方>
まず、ラケット面を壁に当てます。そのときのグリップはもちろん、フォアハンドのグリップです。そして、ここがポイントですが、
手でおしやすい場所ではなく、体全体で、しっかりと押せる場所を探しましょう。大抵そこは、先ほど説明した、グリップに応じた最適な打点となっているはずです。つまり、打点=インパクトでは、ラケットはその位置になくてはいけないということなんです。
その感覚をよりよくするために、手出しのボールを打ちましょう。

これは、高さとしては大体、腰のあたりになるでしょう。
足を曲げて腰のあたりで打つと、一番威力のあるボールが打てると思います。

<打てる打点を増やす>
少なくとも高い打点、低い打点。この2つはマスターして下ださい。そうすれば、相手のほとんどのボールに対応できます。
どちらも力の入る位置が変わります。高い打点なら、前で、遠め。低い打点は、後ろめで、体に近く。

 

②ボールが落ちてきたところを打つ

 

ボールの軌道1

 

初心者のうちは、飛んできたボールをどのあたりで打てば良いのか分かりません。よくやる失敗は、ボールの上がりっぱなを打ってしまいことです。ボールの落下地点に走っていってしまうため、バウンド直後のボールを打ってしまいがちです。これはライジング打ちという、非常に難易度の高いショットです。初心者のうちからマスターできる打ち方ではありません。

上記写真の赤線をご覧ください。初心者のうちは、どこでボールを打ったら良いかわからず、また、距離感をうまく調節することに慣れていないため、ボールの落下地点まで走って移動してしまい、『A』で打ってしまいがちです。しかし、最も打ちやすい打点は『A’』です。いつも『A’』で打てるようにボールの落下地点から1m以上後ろに下がって構えるように心がけましょう。

また、初心者のうちは、正面向きのままでスイングしがちですので、横向きの姿勢をつくることを心がけましょう。テイクバックで膝を十分に落として、十分に腰を回して打つことが大切です。

 

③足でボールを打つ

まずテニスで必要なのは「足でボールを打つこと」です。上級者やプロのストロークは、まじかで見るとすさまじいものがあります。特にすごいフォアのストロークは、「バンッ」という音がして、ボールにすさまじい回転がかかり、ネットの2m位上を通過してもスピンで落ちるため、安定した軌道で、相手のコートに突き刺さります。このストロークで、上半身のスイングにばかり注目しがちですが、
下半身をよく見てください。膝の曲げ伸ばしを利用し、腰がものすごい勢いで回転しているのがわかります。。
腰が勢いよく回転すると、その分だけ上半身も回転します。つまり、下半身で生み出した回転が、そのまま上半身の動きとなるわけです。上半身の動きは下半身で生み出された強力なパワーをボールにぶつけるための動作です。上半身に必要なのは、エネルギーを邪魔せず、ボールに伝えることなので、脱力が必要です。そういった原理を利用して、プロはすさまじいストロークを打っています。

一般プレーヤーにも小さいけど、パワーのあるショットをうつ人がいます。そういった人の腰の回転を見てみてください。
例外なく、きれいに素早く回転しているでしょう。腰を回転させるには、下半身を早く決めることが先決なので、「ボールを下半身で打つ」という言葉ができるんですね!!初心者やフォアが安定しない人に多いのは、上半身のことばかり気にしている人が多いようです。
フォアハンドは利き腕の自由がきくため、手で打ってしまいがちですし、ナダルやフェデラーをみても手で打っているように見られがちです。しかし、ここでよく足を見てみてください。基本的にどんな体勢になっても、ボールの後ろの一定のところに足があることがわかると思います。特に、ナダル、フェデラーはほとんど崩れません。プロは手打ちのように見えて、これだけしっかりと足を動かし、調節しているからこそ、あの打ちかたでコートに入るのです。足で打てるようになると、手でパワーを生み出さなくて済むので、
手の感覚をより意識しやすくなり、大げさに言えば、手のひらのような感覚でボールに当てることができるようになってきます。
そうすれば、ボールのホールド感も増して、スピンが増えたり、相手の逆をつけたりなど、いい効果がたくさんありますね!!
上級者やプロはこの感覚があるから安定していいフォアハンドが打てるのです!!

フォアハンドが足で打てるようになるコツ
ここで「じゃあ、どうすればいいんですか?」という疑問にお答えしたいと思います。コツや効果がある方法はいろいろあります。
そちらを紹介いたします!!
まず、「いつも足を動かすこと」
実際にどれくらい動かすかというと、「常に」です。練習中から足を動かす意識で取り組んでいると、全然違います。
自分の友達で、テニスを始めたばっかりの人がいました。本当にセンスがなく、いわゆる「足の動かない人」でした。
そんな人に、常に足を動かすようアドバイス。。足が止まっているのを見ると、「はい!足を動かそう!」と激励し、最初は彼も仕方なく足を動かしていました。そして、週に2回、そのたびに言い続けていましたww
そうすること、2か月、どうなったかというと、ありえないくらい足を動かせるようになり、メンバーでもフットワークのいい方になり、どんどんストロークが安定してきました。正直、この効果にびっくりして、自分もやってみたくらいです!!
自分にももちろん効果がでてきて、とっても足が動くようになり、ストロークがみるみる安定してきました。
これが、まず第1のコツです。「練習中など、生活の中でもできるだけ足を使う」ということです。
そういった心掛けだけでも、全然違うので、ぜひ2か月ほど続けてみてください。
絶対に効果が出ますし、テニスのすべての面においていい効果を発揮するので、ぜひ意識してください!

体の中で大きい筋肉というと...「足」です。
正確には「足と体幹」ですね。これらの筋肉は手についている筋肉とは桁外れにでかいのです!その大きな筋肉を使おうというのが、安定の秘訣です。足の大きな筋肉、ハムストリングスやふくらはぎを使って、地面をけります。そうすると、地面は同じ力で自分にエネルギーを与えます。その力を体幹を通じて、上半身に伝えるイメージですね!!これは中国拳法とかの話をしているわけではありませんよ!(笑)現実として、プロや上級者が使うテクニックです。「そんな高次元の人たちが使っているから、自分たちは使えない」
という方もいると思いますが、そんなことはありません。むしろ、プロや上級者が使うこのテクニックは、人間の体の原理にのっとっており、非常に効率的です。大きい筋肉を使いそのエネルギーを利用して、上半身からラケットのスイングへと伝達していくスイング。
これが、安定して力強いスイングができる秘訣ですね!これは初心者からプロまで、「不動の真理」です。初心者からこの効率的な体の使い方を徐々に学んでいったとき、数年たったときには恐ろしいボールが打てるようになっているでしょう!!

スイングを下半身から作る練習法
ここで、気になるのはそんな癖がつく簡単な方法ですよね!
その方法は、「踏み台」があればどこでもできます。
右利きの場合でご説明します。踏み台を自分の前に置き、ラケットを持ちます。右足を台の上に置き、体をひねり素振りをします。
この素振りで、足からのパワーを感じながら、ひねりをその力で戻していく感覚を磨いていきましょう。
これを続けることで、右足から力を得て、その力で上半身が周り、ラケットが強く振られる感覚が身についてきます。
そうすると、自然と通常のストロークも足を使えるようになり、非常にパワフルなストロークが打てるようになるでしょう。

テニスのショットでは、スイングそのものも重要ですが、それ以上に、打点に入るためのフットワークが大切になってきます。ボールに追いついたら必ず止まって打つことが大切です。初心者のうちは、ボールとの距離感をうまく調節できず、打つ直前で動いてしまうため、動きながら打つことになり、バランスを崩してしまいます。
フォアハンドストロークでは、軸足が右足です。軸足とボールとの距離を適切にとらないとバランスを崩してしまいます。。軸足とボールとの距離を意識しながら、打点に移動することにより、安定感をあげることができます。

止まって打ち、フォロースルーを打つ方向に対して大きくとることが大切です。テイクバックはできるだけ小さい方が好ましいですが、フォロースルーはできる限り大きくとりましょう。大きく、しかも打つ方向に対してボールを押していくことを心がけましょう。

また、相手の打ったボールに向かっていくときは、身体の正面を横に向けて(いつでも打てるように上半身は横向きを作った状態で)、ラケットを高いレベルに保ちながら動いていくようにすれば、すばらしいフットワークになります。アメリカの実験データでも、素早く移動するためには重心を高くして移動するほうが、重心を低くして移動するよりも有利だという結果が得られています。できるだけ重心を高く保って自然にフットワークを使うことが大切です。

 

 

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テニスラリー練習

ストロークのポイント

家庭でできる簡単テニス上達法

テニス道具の揃え方(初心者向け)

テニスをするには、テニスラケット、テニスボール、テニスシューズ、テニスウェア、テニスコートが必要です。

テニスウェア

テニスウェアは、中学や高校の公式大会では、襟付きのテニスウェアでなければなりません。それ以外プライベートでテニスをする場合は、服装は自由です。ただし、テニスは、比較的運動量が多く、走り回りますので、走りやすい服装にしましょう。アウトドアのテニスコート(屋外)の場合、日焼け、熱中症対策として、サンバイザーや帽子を着用し、日焼け止めクリームを塗り、充分に水分補給をしましょう。汗をかきやすく、グリップが滑ってしまうことが多い人は、リストバンドを着用するのがオススメです。特に、試合に出場する場合は、リストバンドを着用して汗の影響を受けないようにしましょう。

テニスコート

テニスコートについては、市民テニスコートを利用するのがオススメです。市民テニスコートは安く、住民であれば1時間あたり500円ほどで借りられます。テニススクールのレンタルコートは、市民テニスコートよりも2倍〜3倍レンタル料金がかかります。日焼けを避けたい人は、市民体育館の室内テニスコート(インドア)をレンタルすると良いでしょう。ただし利用料は非常に高くなります。
インターネットを使えば、地元のテニスコートをすぐに見つけることができます。テニスコートへの交通アクセス、料金、予約方法をチェックしておきましょう。テニスコートのインターネット予約は、登録が必要になります。登録をしない場合は、当日のコート予約になり、テニスコートの管理室で申込書にて予約できるでしょう。当日予約の場合は、当日テニスコートが空いていれば、利用することができます。祝日や土日は、たいていテニスコートが予約で埋まっていますので、利用する場合は、インターネット予約が必要になります。
大阪府で市民テニスコートをインターネット予約するには、オーパスカードが必要になります。オーパスカード申込みの手続きをするには、銀行とテニスコートを往復しなければなりません。

テニスシューズ

テニスシューズは、テニスコートのサーフェスによって使い分けるのが一般的ですが、テニスシューズがない場合は、底が平らなスニーカーのような運動靴を使いましょう。テニスコートのサーフェスには、クレーコート(土)、ハードコート(コンクリート、ラバー)、オムニコート(人工芝)があります。テニスコートのサーフェスによって、動きやすいシューズの底の形状が変わります。市民テニスコートにはオムニコートが多いですので、オムニコート用のテニスシューズを購入しておくと良いでしょう。

テニスボール

テニスボールは市販のものは非常に効果です。4個入りで800円ほどかかります。しかし、テニスショップやテニススクールで販売している使用済みテニスボールは、30球500円ほどで買うことができます。テニスを始めたばかりの人は、最初から新球を使うとお金をかかりますので、まずは古いボールで練習すると良いでしょう。

テニスラケット

初心者のうちは、どんなラケットを使えばいいかわかりません。テニスショップで販売されているテニスラケットは1本2万円ほどします。初心者のうちは、まずは中古ラケットを使いましょう。初心者のうちに打ちやすいラケットが、上達してから打ちやすいとは限りません。テニスをしばらくしてから、テニスラケットを買いましょう。テニス経験者に中古ラケットを選んでもらいましょう。中古ラケットであれば、2万円相当のラケットが2000円程度で購入できます。今は、ヤフオクなどオークションサイトがあります。テニスショップでラケットを試打できます。一度、試打した上で、打ちやすいラケットを見つけることができたら、ヤフオクで中古で購入するのが良いでしょう。
初心者にオススメのラケットメーカーは、女性ならプリンスかヨネックス、男性ならウイルソンかバボラです。ヘッドは、中級以上の方にオススメです。

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・道具を揃える(テニスがうまくなるコツとは?)

・道具を揃える(テニス・ダブルスは戦術が大事)

・初めてのテニス道具の選び方

テニス初心者のボレー練習方法

テニス初心者のうちは、ボレーの感覚をつかみにくい。力加減がわからず、どのくらい強く振れば、どれだけ飛ぶか分からない。また、ラケットの面をどう向ければいいか分からないという悩みを抱いている人は多い。そのため、ボールが飛び過ぎてしまったり、あらぬ方向にボールが飛んでしまうことも多い。

ボレーのグリップに慣れましょう

ボレーのグリップに慣れないうちは、ボレーは安定しません。ボレーグリップは、コンチネンタルグリップです。まずは、グリップに慣れましょう。ボレーグリップでワンバウンドでショートラリーしましょう。ワンバウンドで打てないのに、ノーバウンドで打てるわけありません。

ボレーのグリップで打つ時のポイントは、手首を90°の角度で維持することです。90°で維持したままスウィングしましょう。自分で意識をしてスウィングしているようでも、手首の角度が緩んでしまうことが多いです。打っているところを他の人に確認してもらいましょう。フォアハンドもバックハンドもコンチネンタルグリップで手首の角度を90°にしてミニラリーを続けましょう。高い打点でも低い打点でもコントロール良く打てるようになるまで繰り返し練習しましょう。
ミニラリーができるようになったら、同じグリップ、同じ打ち方のまま、少し距離を伸ばしてラリーをしましょう。スウィング中は、手首に遠心力が強く働き、手首の角度が大きくなりがちです。テニス経験者に見てもらいながら、手首の角度を変えず、腕全体でスウィングするフォームを覚えましょう。

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・テニスのボレー練習法

・一人練習~ボレー編

・ボレー上達法

テニス初心者の上達方法

テニス初心者は、打てば打つほど上達するから1番楽しい時期であると言えます。ラケットにボールが当たり、ボールが飛ぶ、それだけで楽しくテンションが上がります。
テニス初心者のうちは、やみくもにラケットを振り切ってしまいがちです。加減・要領がつかめないので、結構なスピードでラケットを振ります。テニス経験者からすると、ほぼ100%失敗するだろうと思ってしまいます。しかし、失敗を重ねるにつれ、徐々に要領がつかめてきます。なんとなく、このままラケットを振り回していても、コートにおさまらないな、と

テニスでは、押さえるべきポイントがいくつかあります。ボールがネットを越えてコートに入るためには、いくつかのポイントをクリアしなければなりません。ラケットの向き、スイングスピード、ボールへの当たり方、ラケットの振り抜く方向、ラケットの軌道、グリップ、回転、自分の立ち位置など。
初心者のうちは、押さえるべきポイントが多すぎて、一度に全部クリアできません。そのため、ミスします。しかし、偶然で成功することもあります。あるポイントを間違えていても、ショットが成功してしまうときがあります。そういうときに、間違った打ち方のまま打ち続けてしまいます。成功した打ち方なので。そうすると、間違ったフォームは、悪いクセとして体に染み付いていきます。もし周りに上手な経験者がいて、指導してくれていると、フォームをすぐに直してくれます。どんな打ち方が間違っていて、どんな打ち方が正解なのか、教えてくれるでしょう。身近にコーチが必要です。特に、テニスをやり始めた時には。

 

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テニス初心者のフォアハンドのポイント(腰の使い方)

腰の使い方は、フォアハンドストロークの打ち方を決める重要なポイントです。
初心者のうちは、身体の使い方を意識したり、見直したりすることは難しいかもしれません。
ですが、腰の使い方を改善するだけで、劇的にスイングが改善され、フォアハンドストロークが大きく変わります。
初心者のうちは、ラケットを前に振り出そうと必死になるため、上半身、特に右腕だけに頼ってスイングしがちです。右利きの場合、右手だけでスイングしようとするフォームになりやすい。
腕力のある男性の場合、崩れた姿勢からでも、ある程度威力のあるボールを打つことができますが、女性の場合、少しでも姿勢が崩れたり、走らされると、力のあるボールを打ち返すことができなくなります。
フォアハンドストロークでは、身体の軸を中心とした回転動作でスウィングすることがポイントになります。野球のバッティングのように遠心力を使うことが重要です。
腕だけのスウィングかどうかチェックしましょう。あなたは、後ろに下がりながらでも力強いボールを打つことができるでしょうか?後ろに下がりながらだと、力強いボールを打てない方は、腕の力だけに頼ったスウィングをしている可能性が高いです。腰の力を使って打つようフォームを改善しましょう。
腰の力を使って打つポイントは、身体の軸をまっすぐにして(腰を曲げない)、腰からボールに向かっていき(腰が前に出た状態)、インパクトで腰を正面に向けることです。身体を回転させようとして、腰が下がってしまうとアウトです。身体を回転させながらも、腰が前方に移動するようにして、スウィングしましょう。

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