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テニス初中級者の個人レッスン

テニスのフォームや打ち方、手首の使い方などを改良しましょう。試行錯誤を何度も繰り返すことで、テニスレベルは徐々に上がっていきます。「フォームを変えたり、グリップを変えたり、打ち方を変えたいけど、これまでなかなか踏み切れなかった。フォームを変えたけど、正しいのか自信がなくて、やっぱりいつもの打ち方に戻った。」など、これまで新しいフォームを試してこなかった人は、レベルの上昇が遅く、上達しなくなる可能性が高いです。試行錯誤によって、いったん自分のプレーのレベルが落ちます。したがって、試行錯誤に抵抗を持つ人が多い。アドバイスは、人によって異なり、雑誌によって異なります。なので、どのアドバイスが本当に正しいのか、どの情報を信じればいいのかわからないかもしれない。少し勉強しただけでは、わかりません。人に聞けば聞くほど、混乱することもあります。
しかし、上達するには、何かを変えていく必要があります。それには、自分のフォームを客観的にみながら、改善していくのが望ましい。自分のフォームをビデオにとって、経験者のアドバイスで、フォームを改善していきましょう。自分のフォームをみて、自分のフォームがどんどん変わっていくのを実感しながら練習していくと、上達の楽しさがわかり、テニスはさらに楽しくなります。

まずはフォアハンドストロークから直しましょう。30代〜40代のテニス愛好家は、まずグリップを改善すべきです。テニス中級以上を目指すなら、身体の回転(遠心力)と、下半身の力をメインに使ったフォームを身につけよう。したがって、グリップは、薄いグリップ(コンチネンタルグリップやイースタングリップ)よりも厚いグリップ(セミウエスタングリップやウエスタングリップ)の方が良い。グリップを厚めにして、今よりしっかりと身体を回転させて、上体を前に向けてスウィングしよう。打点をかなり前でとらえることができれば、ボールのスピードは飛躍的に上昇します。
ラケットのスウィング方法は重要です。右利きの場合、ラケットを前に振ろうとして、上半身の回転よりも先に右腕が先行していくスイングでは、右腕だけの力に頼ったスウィングになるため、スウィングスピードは非常に遅くなります。上半身の回転が先行して、右腕が遅れて出てくるスウィングが理想です。

ボールへの入り方やステップワーク、足の使い方は重要です。ある程度経験を積み、ミスせずにボールを打ち続けることができても、強いボールやコントロールの良いショットを打つためには、体重移動を使ってボールに体重をのせて打つことが大事です。また、後ろに下がりながらでも、威力のあるボールを打つためには、右足を軸にした身体の回転力を使ったフォームを覚える必要があります。
下半身をメインに使ったスウィングをしましょう。初中級者の多くが、下半身を使えず、上半身、特に右腕だけに頼ったスウィングをしがちです。膝を曲げて、腰を落として打つフォームに慣れましょう。スクワットをするように上半身の軸はまっすぐにしたままで膝だけを曲げましょう。腰が曲がって身体が「く」の字にならないようにしましょう。ボールを打つ際には、インパクトで腰が前方に移動し、腰を正面に向けましょう。

ボールにトップスピンをかけられるようになった方が良い。トップスピンを覚えると、今より力強くラケットを振り切ることができるようになります。トップスピンは、ボールが山形の軌道を描くようにコートに落ちるので、今よりボールにスピードを出すことができます。アウトする心配が減り、今より力を込めてショットを打つことができるようになります。ショットのスピードが上がりますので、相手をスピードで圧倒し、ミスをさせることができるようになります。

ボールに合わせすぎないようにしましょう。初中級者の多くが、ボールに合わせて打ってしまっています。ボールに合わせてスウィングすると、安定感は上がりますが、ショットのスピードが遅く、相手にとって打ちやすいボールになり、中級者以上に対抗できません。自分の鋭くスウィングできるフォームを、ボールに合わせず、振り切る必要があります。中級者以上の人は、ラケットを鋭くスウィングできるフォームを持っており、自分の打ちやすい打点を身体で覚えています。そのため、その打ち方ができるようにボールの場所まで移動します。自分のスウィングを確立しており、それにボールを合わせるのです。中級者以上になると、相手のボールが遅かろうと、速かろうと、お構いなしに、ラケットを振り切ります。鋭くスウィングするので、かなりのスピードが出ます。そのスピードボールを安定してコートに入れる技術が必要です。
ショットのスピードと、テニスのレベルは、ある程度比例します。初中級者は、まず、ボールを強く叩くことができるフォームを身につけましょう。それからコントロールをあげましょう。飛んできたボールがゆっくりの場合、ボールに合わせて、ゆっくりと近づいていき、ゆっくりとスウィングするのはやめましょう。飛んできたボールがゆっくりであっても、ボールの真後ろに素早く移動し、自分の打ちやすい最適な打点までボールが飛んでくるのを待ち、自分の鋭く振れるスウィングで振りましょう。

 

深いボールを返せるようになりましょう。相手ボールがベースライン近くまで飛んできたとき、下がり始めるのが遅いと、下がっても間に合わず、自分の打ちやすいフォームで打ち返すことができません。相手のボールが、ネットを越えた時点で、すぐに下がりましょう。下がるスピードも重要です。ボールは思っている以上に速く飛んできます。全力で下がらないと、間に合いません。また、サイドステップ気味に、ラケットを引いた上体で横向きを作って下がりましょう。

 

中級者と、初中級者の違いは、ボールコントロールであり、狙って打つことができることもポイントになります。中級者は、普段から狙って打つことができます。毎回ボールの落下地点を決めて打つようにしましょう。その落下地点の半径2m以内にボールが落ちるようであれば初中級者です。いつも狙うところを同じにしておくのも効果的です。例えばクロスラリーをするならば、ベースラインから1.5m内側でサイドラインから1.5m内側を、どんな相手と打つ際も狙い続けましょう。

初中級者のうちは、インパクトでのラケット面の角度を意識しましょう。少し上を向いてしまっている人が非常に多いです。ラケット面を少し上に向けて、ボールをすくうように打ってしまっている人が多いです。自分ではわからないことが多いので、周りの人にチェックしてもらいましょう。ラケット面は、インパクトでは垂直です。垂直なラケット面でインパクトしながら、ななめ上に振り抜きましょう。

 

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2件のコメント

  1. […] 初心者がよくやる失敗に、打点の位置がばらばらになってしまうことがあります。テニス経験者でも打点が乱れる人は多く、特にテニス初中級者にとっては伸び悩む原因になっています。少しでもテニスのレベルを上げたい人は、こちらのフォーム改善方法を実践すると良いでしょう。 膝の高さで打ったり、肩の高さで打ったり、打点が後ろになったり、ボールが体から遠すぎたり。初心者のうちは、打点は腰の高さで左足の前で、とらえるようにしましょう。いつも、同じ打点で打ち、いつも同じくらいの力加減で打つことによって、ボールを安定して返球することができるようになります。 まずは、ミニラリーで10回往復できるようになりましょう。 […]

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